ぬるいアートめぐり備忘録

絵を見るのも描くのも好きだけど特に知識などはなく、目の前にある作品が 好きかどうかっていう感覚でしか見てないけど、とりあえずメモっておきたいというブログです。

THE ART FAIR +PLUS-ULTRA 2014(1st Term)

イベント概要


ジ・アートフェア +プリュス−ウルトラ 2014 | EVENT SCHEDULE | SPIRAL WEB

会場は、表参道駅B1出口を出てすぐ側にあるスパイラルガーデン。

足を運んだのはまだ2回目だけど、気軽に上質なアートに触れられる場所というイメージ。 20時までやってるので、平日仕事帰りに向かってもゆっくり見られるのもいい。

イベントは、ディレクターがチョイスした作家の作品を出展するというもの。 ギャラリーのオーナーが自分のとこで取り扱ってる作家に声をかけてるという認識でだいたい あってるのかな…。アート集団を率いてる方がテーマ決めてメンバーを選んで、っていうのもあった。

40歳以下のディレクターの出展(ULTRA)と、信頼と実績のあるギャラリーのディレクターの出展(+ PLUS)。

ギャラリー巡って作品に触れていろいろ感じることは好きだけど人見知りで自分から作家さんやオーナーさんに話を聞きに行くことをしないので、声をかけられたときだけ話を聞いたり感想伝えたりという受け身な私。

「絵は描かれてるんですか?」という質問には、「趣味レベルのものをたまに...」とか答えるし。 だってこんてんぽらりーあーととか扱ってる人に「手抜きバケツ塗りのゆるキャラを全力で描いてます!」 とか言っても困るだろうし…。(そして趣味レベルなのは嘘じゃないし)

でも今回何人かからの話をきいて、話を聞かないのはもったいないなーとあらためて感じた。どういう意図で描いているのか、どういう手法で描いているのか、そういう話がとても刺激になったから。 出展者側も一切声をかけて来ない人もいるけど。

そしてやっぱり、描かずにはいられないという人が羨ましくて仕方ない。

私なんて何か描きたい!って思うまではいいけど、いざノート広げてペン持っても何描いていいかわからなくてそのまま固まるもんね。

 

以下、印象に残ったものを

01.戸塚憲太郎 / hpgrp GALLERY TOKYO

入場して一発目の作品で目を奪われた。何これすごい!!(ほら、浅い感想…)

そのときはゆっくり見れなくてさらっと通り過ぎてしまったんだけど、後で検索したら野村康生さんの、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を自身の手法で蘇らせたというものだそうだ。
とてもきれいで印象深いものだった。

 

03.白子田晶乃 / GALLERY 龍屋

以前ツイッターで誰かのつぶやきで知って気になってsilsilさんの絵を発見して、今日来て良かったと心から思った。エネルギーがあって、複雑な色合いがとても惹かれた。

東京で何があっても前を向いて生きている女の子を描いたという新作の中にカラスが描かれている理由を伺って、おおお…!!ってなった。

 

11.大畠奈緒 / ギャラリーニイク

このギャラリーからの出展はどの作家作品も好みだったけどひときわ関心を引かれたのが小泉匡さんの、小さきひとびとがわちゃわちゃやってる立体作品。一緒に添えられている絵本みたいな文章もすてきだった。

 

b.テヅカヤマギャラリー

タムラサトルさんの、星型・ハート型・矢印型など、歯車とチェーンがひたすら回ってるやつが面白かった。こういうの見てて飽きない。

 

もうひとつ、+PLUSの方で気になるものがあったけどギャラリー名を失念してしまった。 作家さんは勢藤明紗子さん。黒の極細ペンでパターンなど描かれていて、鹿?のような動物が描かれている絵があって、それも当然黒一色のはずなんだけど、色が付いてるように見えた。
白黒なのに色が見える…!と感動した。すごい。

 

ということで、10/31から始まる後半も行ってくる。