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心に触れる絵の前で、何も考えずに突っ立っていたい。
どれだけ見たところで自分の糧には恐らくならない。どういう表現がしたくてその絵を描いたのだろう、とか、どういう気持ちがこもっているのだろうとか、あまり考えない。研究熱心とかではないし自分の中に消化するのは苦手。ただただ絵の前に立って、気が済むまでずっと見ていたい。
すがわらあいさんの作品が見たくて足を運んだ。
グループ展で、1人数作品ずつ展示している中、すがわらさんは大きな絵をどどんと一枚だけ展示されていた。それに魅入った。
色、モチーフ、発想、ものの形。世界観が好きすぎてどうにかなりそう。
ギャラリーが閉まる数十分前だったのもあってか客は自分1人で、在廊されている作家さんはいなかったしギャラリーの人は別のフロアにいたので、遠慮なく真ん前で眺めていることができた。ラッキーだった。
ホームページに掲載されてる作品も、見てるとうぎゃあああってなる。なんでこんなに素敵なの。
ポストカードを1枚買った。下の物販フロアはざっくりとしか見てなくて、もっとじっくり1枚1枚見れば良かったんだけどなんだかテンパっていて、ポスカはどれが誰の絵なのか確認するすべがわからず(帰宅して良く見たら値段シールに記載されてた)、パッと見すがわらさんぽい感じが、手前のものに隠れて端からだけでも感じるのを1枚買ったらビンゴだった。
ギャラリーでの物販のありがたいところは、それらをゆっくり見られることだと思う。ほんとはデザフェス行って散財しまくりたいという願望があるんだけど、気になるとこでちょっと立ち止まると渋滞が起こるし、通り行く人や荷物がぶつかり合うのも、仕方ないことだけどストレスなので。
あと告白すると、すみません、複数名の方々によるグループ展なのですが、好みの関係で、すがわらさんしか目に入ってませんでした。。